「ヒトの心の本質的社会性」を探る

生物種としてのヒトは、プラス(共感・利他性)、マイナス(嫉妬・偏見・差別)の両面で、他者の福利や社会状態に無関心でいることができない、極めて敏感な社会的感受性を備えた動物です。当ラボラトリーでは、ヒトにユニークな特徴である、こうした「高度の社会性」がどのような進化的・社会生態学的な基盤をもち、どのように私たちの「心」に実装されているのかを明らかにしたいと考えています。神経科学、経済学、進化生物学、情報工学、法哲学、倫理学など、隣接領域の先端研究者とのコラボレーションを通じて、「あるべき行為・社会像」をめぐる人文学・社会科学の知を、行動科学・脳科学による経験的な知見と明確に対応づけたいというのが、当ラボに集うメンバーの共通目標です。

What’s New?

2017.10.16
当研究室の「日常生活と政治意識に関するアンケート」には、文京区在住の約800名の方々からご回答を頂きました。お忙しいなかアンケートにご協力いただき、誠に有難うございます。なお、ご回答いただいた方には、調査結果(速報)とQUOカードを送付いたしました。おかげさまで調査が無事終了いたしましたこと、厚く御礼申し上げます。
2017.9.23
科学研究費基盤(S) ワークショップ「集合行動の認知・神経・生態学的基盤の解明」が、福岡県久留米市で開催されました。なお、このワークショップに先立ち、シンポジウム「集合行動のアルゴリズムを考える:計算論的な種間比較の可能性」が日本心理学会第81回で開催されました。詳しくはイベントページをご覧ください。
2017.8.4
このほど社会心理学研究室では、選挙人名簿抄本閲覧制度に基づき、文京区にお住まいの選挙権をお持ちの方から2000名を無作為に抽出し「日常生活と政治意識に関するアンケート」を郵送させていただきました。お忙しいなかたいへん恐縮ですが、調査票を受け取られた方はご回答いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2017.7.3
北海道大学理学研究院・松島俊也教授のセミナー(「動物にとって理(ことわり)とは何か?」)が開催されました。詳しくはイベントページをご覧ください。
2017.6.25
集団意思決定に関する論文(Tindale, R. S. & Kameda, T. 2017 Group decision-making from an evolutionary/adaptationist perspective, Group Processes and Intergroup Relations)がOnline Firstとして公刊されました。GPIR誌の20周年記念号への招待論文です。
2017.6.1
第10回行動経済学会パネルディスカッション「行動経済学の過去・現在・未来」の内容が、行動経済学に掲載されました(Link)。亀田教授がパネラーとして参加しています。
2017.5.22
Luc-Alain Giraldeau et al. (Eds.), Investors and Exploiters in Ecology and Economics: Principles and Applications (MIT Press)が公刊されました。亀田教授も寄稿しています。Link
2017.5.22
不確実性下の意思決定に関する論文が心理学研究にアクセプトされました(上島淳史・亀田達也「資金獲得に伴う不確実性は他者のためのリスク選択に影響するか」)。
2017.4.29
小倉有紀子特任研究員の論文がBehavioural Processesにアクセプトされました。
2017.4.1
新しい大学院生・学部生をラボに迎えました。
2017.4.1
小倉有紀子さんが特任研究員として当ラボに着任しました。
2017.3.23
『モラルの起源――実験社会科学からの問い』(亀田達也著、岩波新書)が刊行されました。Link
2017.1.23
北海道大学の小倉有紀子先生によるセミナーが行われました。詳しくはイベントページをご覧ください。
2016.12.24
黒田起吏さん(修士1年)が日本社会心理学会の若手研究者奨励賞を受賞しました。
2016.11.22
高知工科大学の岡野芳隆先生のセミナーが行われました。詳しくはイベントページをご覧ください。
2016.11.11
豊川航さんらによる社会的学習に関する論文がEvolution and Human Behaviorにアクセプトされました(Toyokawa, Saito & Kameda “Individual differences in learning behaviours in humans: Asocial exploration tendency does not predict reliance on social learning”)。
2016.11.8
大阪大学の高橋英之先生とNTTコミュニケーション科学基礎研究所の鹿子木康弘先生によるセミナーが行われました。
2016.10.30
黒田起吏さん(修士1年)が第20回実験社会科学カンファレンス(同志社大学)で優秀ポスター賞を受賞しました(黒田起吏・亀田達也「信頼は自己投影的な他者推論に支えられる:Social Value Orientationと裏切り回避の関係」)。
2016.9.29
分配の正義に関する論文がPNAS電子版に公開されました(Kameda, Inukai, Higuchi, Ogawa, Kim, Matsuda & Sakagami “Rawlsian Maxmin Rule Operates As a Common Cognitive Anchor in Distributive Justice and Risky Decisions”)。Link
2016. 6.27
科学研究費補助金・基盤研究 (S)「集合行動の認知・神経・生態学的基盤の解明」(研究代表者・亀田達也)がスタートしました。
2016. 4.26
一緒の笑いからペアの親密さを検出できるという論文がPNASに公刊されました(Bryant et al. 2016. “Detecting affiliation in co-laughter across 24 societies”)。Link
2016.4.1
表情模倣に関する論文がPLOS ONEにアクセプトされました (Murata, Saito, Schug, Ogawa & Kameda “Spontaneous Facial Mimicry Is Enhanced by the Goal of Inferring Emotional States: Evidence for Moderation of “Automatic” Mimicry by Higher Cognitive Processes”)。Link
2016.4.1
新しい大学院生・学部生をラボに迎えました。
2016.4.1
村田藍子さんが北海道大学大学院文学研究科から博士号を取得し、渡邊克巳教授研究室PDとして早稲田大学基幹理工学部に異動しました。
2016.3.4
ニュージーランド・オタゴ大学経済学部のNathan Berg准教授が、日本学術振興会外国人招へい研究者として、3月1日より1ヶ月間当ラボに滞在します。3月4日にはセミナーが行われました(詳しくはイベントページをご覧ください)。
2015.12.6
村田藍子さん(博士3年)が日本人間行動進化学会第8回大会(総合研究大学院大学)で若手奨励賞(ポスター発表部門)を受賞しました(村田藍子・亀田達也「二者の相互作用場面における苦痛に対する感受性の収束過程」)。
2015.11.29
上島淳史さん(学部4年)が第19回実験社会科学カンファレンス(東京大学)で優秀ポスター賞を受賞しました(上島淳史・齋藤美松・谷田林士・亀田達也「向社会行動は今ここ型の心的過程をどのように乗り越えるかII 〜視線パターンと瞳孔サイズの解析〜」)。
2015.11.28-29
第19回実験社会科学カンファレンスを主催しました。詳しくはイベントページをご覧下さい。
2015.9.1
小川昭利特任研究員が、順天堂大学大学院医学研究科・神経生理学教室・助教に就任しました。
2015.7.24
7月24日(金)の午後1時から4時にかけて、パドヴァ大学心理学部Allessandro Angrilli教授のセミナー が開催されました。当日の写真をイベントページにアップしました。
2015.5.30
Emerging Trends in the Social and Behavioral Sciences (edited by Robert A. Scott and Stephen M. Kosslyn, Wiley, 2015)が刊行されました。亀田達也教授も1章を寄稿しています。
2015.5.15
村田藍子さん、斎藤美松さんらの共感性に関する論文が「心理学評論」にアクセプトされました。
2015.4.13
豊川航さんが北海道大学大学院文学研究科から博士号を取得し、学術振興会PDとしてUniversity of St. Andrews (Kevin Laland Laboratory, School of Biology)に異動しました。
2015.4.10
新しい大学院生・学部生をラボに迎えました。
2015.3.20
小川昭利特任研究員の新しい論文がCognitive Studies(認知科学)にアクセプトされました。
2015.2.20-22
第1回神経経済学ワークショップを開催しました。国内の若手・中堅の先端研究者20名が合宿形式で最新の研究紹介と熱心な議論を行いました。詳しくはイベントページをご覧ください
2015.2.5
小川昭利特任研究員の新しい論文がHuman Brain Mappingにアクセプトされました。
2015.1.20
「社会の決まり」はどのように決まるか(フロンティア実験社会科学第6巻、亀田達也編著)が、勁草書房より公刊されました。本ラボの豊川航さん(博士3年)、金惠璘さん(博士1年)も、それぞれ1章ずつ寄稿しています。
2015.1.1
亀田達也教授が、Psychological ReviewのConsulting Editorに就任しました。
2014.12.25
ホームページをオープンしました。
2014.12.14
平山いずみさん(学部4年)が第18回実験社会科学カンファレンス(岐阜聖徳学園大学)で若手ポスター賞を受賞しました(平山いずみ・小川昭利・亀田達也「社会的競合場面において相手の心の推測が行動選択に与える影響」)。
2014.11.30
村田藍子さん(博士2年)が人間行動進化学会第7回大会(神戸大学)で若手発表賞を受賞しました(村田藍子・西田洋司・大家慧・亀田達也「相互作用場面における情動伝染—自律神経反応の同期現象からの検討」) 。
2014.10.01
課題設定による先導的人文・社会科学推進事業「社会価値に関する規範的・倫理的判断のメカニズムとその認知・神経科学的基盤の解明」(日本学術振興会, 平成26−29年:PI 亀田達也)がスタートしました。
2014.10.01
亀田達也教授が学術会議第一部会員(23−24期)に任命されました。
2014.10.01
亀田達也教授が北海道大学大学院文学研究科から異動し、当ラボラトリーを開設しました。

領域.jpg

共感性ロゴ.gif

基盤S.jpg